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Q 人体感知を設定しているが、カメラ周辺に人がいるのに検知されない
A
人体感知機能(PIRセンサー)は、センサーの前方において赤外線(熱)の変化を検出する仕組みです(注1)。
以下のような環境条件や動作状況により、検知が困難となる場合がございます。
外気温と人体の温度差が小さい場合(例:夏季の昼間など)
→赤外線の変化量が小さくなり、センサーの感知が鈍くなる可能性があります。
人物がセンサーに対して正面方向から接近している場合
→PIRセンサーは構造上、検知エリアを横切る動きに対して反応しやすく、正面からの移動には反応しにくい傾向があります。
厚手の衣類による赤外線の遮断(特に冬季)
→体表面からの赤外線放射が遮られることで、検知感度が低下する場合があります(注2)。
なお、PIRセンサーは人体以外にも、自動車のエンジンやマフラー等、温度差のある対象物に反応することがあります。そのため、カメラの撮影方向に道路がある場合、通行車両によって反応が発生する可能性があります。
■人体感知(PIRセンサー)の検知範囲について
PIRセンサーの検知範囲は、センサーの正面方向に扇状に広がる領域です。
例えるなら、懐中電灯で前方を照らした際の“明るく照らされている範囲”が、検知可能なゾーンに相当します。
検知範囲や検知感度は、カメラの設置位置や角度によっても影響を受けるため、周囲の環境や対象の動線を踏まえた設置調整が重要となります。
人体感知(PIRセンサー)の検知感度や範囲を調整する場合は、下記の処置をしてください。
- 対象の移動方向や通行量を考慮したカメラの設置位置・向きの見直し
- 日差しやガラス窓などの遮蔽物がない場所にカメラを設置する
注1:PIRセンサーは、人体や動物などの体温に起因する赤外線を検出し、熱の変化を感知します。
注2:冬季における厚手の衣服の着用などにより、体表面からの赤外線放射が抑制されると、検知感度が低下する場合があります。