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防犯カメラ・監視カメラの映像を遠隔視聴するメリット

No.000419

2023.06.13

インターネットの普及により、IPカメラ(ネットワークカメラ)を利用して離れた場所からでも映像を見ることができる監視システムの構築が重要視されています。本記事では、遠隔視聴のメリットや方法について解説します。

防犯カメラの遠隔視聴で実現できること


録画期間のカギを握るのは使用環境

インターネットに接続した遠隔視聴が可能になることで、見守り・防犯の観点で多くのメリットが生まれます。

ライブ映像視聴で異変にすぐ気づく

離れた場所からライブ映像を確認できるため、犯罪や異変などの変化をすぐに発見できます。例えば、店舗で従業員とお客様のトラブルが発生した場合に、素早く気付けます。異変に気付いたあとは、店舗の管理責任者に周知する、自ら現場に駆けつけるなどの対応が可能です。また、接客中で従業員が万引きに気付いていない場合でも、ライブ映像で犯行を確認できます。犯行確認後、従業員への周知や自ら犯人を捕まえるなどの行動に移せます。


離れた場所でも録画を保存できる

録画データの再生やダウンロードなどを、遠隔地から実行できます。そのため、トラブル時に迅速な対応を行うことが可能です。例を挙げると、営業時間外に不法侵入があった場合、当時の状況をすぐに録画映像で確認できます。録画映像で犯人の特徴や犯行内容などを確認できるだけではなく、録画データをUSBに保存して警察に提出できます。


複数拠点の防犯カメラを1か所で管理できる

複数拠点の防犯カメラの映像を、パソコンやスマートフォンなどから一括で視聴・管理できるため、効率的な監視が可能です。チェーン店を運営している本部に導入すれば、それぞれの店舗の状況を本部から確認できます。防犯目的だけでなく、従業員の接客態度をエリアマネージャーが確認したいときにも、防犯カメラを有効活用できます。現地に足を運ぶ頻度も減らせるため、移動費の削減にも繋がります。

タブレット


メール通知・プッシュ通知ですぐに気づくことができる

メール通知・プッシュ通知を活用すれば、現場の異変に素早く気付けます。次の2つの変化が起きたときに、それぞれの通知を実行可能です。

名称内容
動体検知トリガー 映像の変化を検知したときに通知
音声通知トリガー カメラ周辺の音声を検知したときに通知
これらは、検知後から5秒間さかのぼって撮影してくれるため、現場の状況把握に役立ちます。


防犯カメラ映像を遠隔視聴する方法

防犯カメラ映像を遠隔視聴する方法

防犯カメラのライブ映像及び録画映像は、インターネットの活用で離れた場所からでも視聴できるようになります。

必要なもの役割
防犯カメラ 現地の映像を撮影
視聴端末(パソコン・スマートフォン) 撮影した映像を視聴するのに必要な機器
配線部材(LANケーブル・電線) 防犯カメラが起動するための電源、映像を送信するための通信などの用途で使用
インターネット回線 ADSL・光回線の2種類が主流だが、最近は通信速度の速い光回線が活用されることが多い
ルーター・ONUなどのネットワーク機器 光回線とパソコンなどを接続、外(WAN)と中(LAN)のネットワークなどを接続する

遠隔視聴するためには、防犯カメラだけではなく、ネットワーク環境の構築が欠かせません。ネットワーク環境を構築することで、カメラの映像データを送受信できるようになるからです。現地の状況や防犯カメラの設置目的などに合わせて、必要な機器の選定や設定などを行うため、プロに依頼するのが確実です。

パソコンやスマートフォンで視聴する

カメラを視聴したいパソコンやスマートフォンに、専用ソフトをインストールすることで映像を視聴できるようになります。専用ソフトのインストール後は、カメラの個体識別番号やドメイン名、視聴用のパスワードを入力して、実際に使用できるようにします。防犯カメラを1台のみ設置する場合はスマートフォン、複数台の設置ではパソコンで視聴するようなイメージです。こちらも同様に、防犯カメラ導入時に施工業者が設定してくれます。不明点や疑問点がある場合は、工事前や工事中に確認するといいでしょう。

スマホ視聴


遠隔視聴するときの注意点

パスワード

遠隔視聴するときは、事前にセキュリティの確認が必要です。不正アクセスを防ぎたい場合、工場出荷時のままの初期パスワードを使い続けていないか確認するといいでしょう。また、管理者アカウントの乗っ取りを防ぎたい場合は、ウィルス対策ソフトを最新の状態にする、防犯カメラにアクセスできる端末を制限するなどの対策が必要です。インターネットを活用する防犯カメラでは、セキュリティ対策が欠かせません。「誰が見るか」を明確にしてシステムを構築することが大事です。



遠隔視聴ができる防犯カメラの活用シーン

活用シーン
遠隔視聴に対応した防犯カメラを活用することで、店舗や工事現場などのさまざまなシーンで活躍します。

店舗の映像を本部から確認

防犯カメラの遠隔視聴は、店舗の映像を本部から確認する際に最適です。たとえば小売店や飲食店で活用する場合、本部が現場へ向かわずに、対象店舗の混雑状況や従業員の接客態度、商品の陳列状況など、様々な情報を確認できます。リアルタイムで映像を確認できるだけではなく、トラブル発覚後に映像をさかのぼって確認できるのもメリットです。 実用例も多く、飲食店だけでなく美容院などでも活用されています。

導入事例:「美容サロン」

工事現場の状況を事務所で確認

工事現場に防犯カメラを設置すれば、作業の進捗や安全管理などを事務所から確認できます。事務所から現場を確認できるため、複数の現場を抱えている施工管理者の負担の軽減に繋がります。また、事故発生時の原因解明に用いることも可能です。
ほかにも、資材の盗難や工事現場荒らしなども事務所から確認でき、工事現場が狙われにくくなるのもメリットです。24時間体制の監視が可能になり、暗闇での犯行も夜間モードで鮮明に撮影できます。また、不審者の侵入時に対応できるように、映像内に動きを検知してプッシュ通知をしてくれる動体・人体検知機能が付いている防犯カメラを選ぶのがおすすめです。

導入事例:「工事現場」

マンションの通路や出入口を管理会社で確認

マンションの通路や出入り口に防犯カメラを設置すれば、不審者の侵入を管理会社が確認できます。例えば、不審者の特定や証拠映像として警察に提出するなどの行動が可能です。空き巣やストーカー被害などがあったときも、同様に役立ちます。また、マンションの所有物の破損や共有スペースにゴミが捨てられた場合などでも、映像にして記録できるのがメリットです。ほかにも、住民同士のトラブルやペット禁止のマンションにペットを持ち込むなどのトラブルにも対応できます。

導入事例:「マンション管理」

太陽光パネルなど足を運びづらい場所の監視

太陽光パネルや河川監視など、足を運びづらい僻地での監視にも有効です。例を挙げると、離れた場所にある太陽光パネルを監視する防犯カメラを設置すれば、落ち葉や鳥のフンなどの発電阻害要因の確認、災害時の状況確認などを行えます。確認後に現地出勤の必要性を判断でき、仕事の効率化につながります。
河川の監視では、災害時に河川が氾濫したときの対応の是非を判断できます。河川の氾濫時には、危険のある現地には足を運べないため、遠くから意思決定を行えるのは大きなメリットです。

導入事例:「太陽光パネル」

防犯カメラでの遠隔視聴で多くのことを実現できる

遠隔監視できる防犯カメラを利用することで、ライブ映像や録画映像を本部で確認でき、複数拠点の管理を一ヵ所で行えます。防犯やトラブル防止だけでなく、業務効率化にもつながり、あなたのビジネスに役立つアイテムになるでしょう。しかし、遠隔視聴するためには環境や目的に合わせた機器や材料の選定、セキュリティ対策などの準備も欠かせません。汎用性の高い監視システムを実現したい方は、是非当社にご相談ください。



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