防犯カメラ・監視カメラのソリッドカメラ TOP 防犯カメラ・監視カメラと周辺知識 設備監視にカメラを活用|遠隔確認で巡回・現地確認の負担を軽減 
お役立ちコラム

設備監視にカメラを活用|遠隔確認で巡回・現地確認の負担を軽減 

設備監視にカメラを活用|遠隔確認で巡回・現地確認の負担を軽減

工場や倉庫、機械室、無人施設などでは、設備の稼働状況を確認するために、定期巡回や現地確認が行われています。設備が複数の建物や離れた拠点に分かれていると、確認のたびに移動が必要となり、夜間や休日のトラブル時には、状況が分からないまま現地へ向かわなければならないこともあります。 

設備監視にネットワークカメラを活用すれば、スマートフォンやパソコンから設備や周辺の状況を確認できます。ライブ映像による事前確認に加え、録画映像からトラブル前後の状況を振り返ることも可能です。 

ただし、カメラは温度や振動などの数値を測定したり、設備の故障を予測したりする機器ではありません。カメラによる設備監視を効果的に活用するには、映像で確認できることと、センサーや現地点検が必要なことを切り分けることが大切です。 

本記事では、設備監視にカメラを活用するメリットや主な活用シーン、センサーとの違い、カメラを選ぶときのポイントを解説します。 

目次

本記事で扱う設備監視とは 

設備監視には、担当者による巡回点検、センサーを用いた数値の計測、カメラによる映像確認など、さまざまな方法があります。 

本記事では、そのなかでもネットワークカメラを活用し、工場や施設にある機械・設備の稼働状況や周辺の様子を遠隔から確認する方法を「設備監視」として紹介します。 

カメラによる設備監視で確認できること 

ネットワークカメラを設備が映る位置に設置すると、離れた場所からライブ映像を確認できます。映像を通じて確認しやすい内容は、主に以下のとおりです。 

・ 設備が稼働しているか、停止しているか 

・ 表示灯や警告灯が点灯しているか 

・ 設備やその周辺に目立った変化がないか 

・ 作業員が設備を操作したときの状況 

・ トラブルが発生する前後の設備や周辺の様子 

・ 設備室や無人施設へ人が出入りした状況 

設備全体の動きや周辺状況を映像で把握できることが、カメラを活用する大きな特徴です。一方で、設備内部の状態や、映像に映らない温度・振動・電流値などはカメラだけでは確認できません。 

設備監視にカメラを活用するメリット 

設備の状況を離れた場所から確認できる 

ネットワークカメラがインターネットに接続されていれば、管理事務所や本社、自宅などから設備の映像を確認できます。複数の拠点や建物に設備が分かれている場合も、確認のたびに現地へ移動する必要がありません。 

定期巡回そのものを完全になくすのではなく、まず映像で状況を確認し、現地で詳しく確認する必要がある設備を絞り込む使い方が現実的です。設備の状態を確認するためだけの移動を減らし、点検や修理など、現地でなければ行えない業務に時間を使いやすくなります。 

設備と周辺状況を同じ映像で確認できる 

温度や振動などの数値を把握するセンサーに対し、カメラは設備本体とその周辺を同じ映像で確認できます。設備の動きだけでなく、作業員の操作状況や周辺に置かれた物なども確認できるため、トラブルの背景を把握する手がかりになります。 

現地へ向かう前に状況を把握できる 

設備の停止や警報が発生した場合も、電話連絡や警報情報だけでは現場の様子を十分に把握できないことがあります。カメラ映像を確認できれば、設備周辺への立ち入り状況や資材・障害物の有無など、対応を検討するための情報を増やせます。 

夜間や休日に設備の異常が疑われる場合、現場の状況が分からないまま担当者が出動すると、到着後に必要な人員や工具が足りないことがあります。カメラで設備や周辺の状況を事前に確認できれば、現地へ向かう必要があるか、どのような対応が必要かを判断するための情報を得られます。 

ただし、映像上で異常が見当たらなくても、安全確認や点検が不要になるとは限りません。設備の種類や社内ルールに従い、カメラは現地対応を判断するための補助として活用しましょう。 

録画映像からトラブル前後の状況を確認できる 

設備が停止したり、製品や資材の破損が発生したりした場合、発生後の状態だけを見ても原因を判断できないことがあります。録画映像が残っていれば、トラブルの前後に設備や周囲で何が起きていたかを時系列で確認できます。 

実際に、ソリッドカメラでも工場内のトラブル発生時に録画映像を確認し、原因究明や改善に活用する目的でカメラが導入されている事例があります。映像だけで原因を特定できるとは限りませんが、関係者への聞き取りや設備データと照合するための手がかりになります。 

複数拠点の設備をまとめて確認しやすい 

複数の工場や倉庫、無人施設を管理している場合、各拠点に設置したカメラの映像をパソコン上で確認できるようにすると、拠点ごとの状況を把握しやすくなります。設備監視だけでなく、作業の進行状況や人の出入りを同じ映像から確認できることもあります。 

必要なカメラ台数や一括管理の方法は、拠点数、確認する設備、同時に表示したい映像数、必要な録画期間によって異なります。複数台・複数拠点での運用を想定する場合は、導入前に管理方法まで含めて検討しましょう。 

カメラとセンサーによる設備監視の違い 

設備の遠隔監視には、カメラだけでなく温度センサーや振動センサー、電流センサーなども使われます。カメラとセンサーは、確認できる情報が異なります。 

比較項目 カメラ センサー 
主に確認する情報 設備の外観、動き、表示灯、周辺状況 温度、振動、電流、圧力などの数値 
遠隔確認 ライブ映像や静止画で確認 管理画面や通知で数値を確認 
記録 録画映像で前後の状況を振り返る 時系列の数値データを記録する 
異常の把握 人が映像を見て変化を確認することが基本 設定したしきい値を超えた場合などに通知できる 
向いている用途 設備全体や周辺状況の把握、トラブル時の事実確認 数値変化の常時監視、異常値の早期把握 
確認できないこと 映像に表れない内部状態や正確な数値 数値だけでは分からない外観や周辺の状況 

カメラとセンサーは、どちらか一方ですべてを監視するものではありません。センサーの通知を受けた後にカメラ映像で周辺状況を確認したり、設備データと録画時刻を照合したりすることで、現場で起きていることを把握しやすくなります。 

設備監視にカメラを活用する主なシーン 

工場の機械や生産設備 

工場では、機械や生産設備が稼働しているか、設備周辺でどのような作業が行われていたかをカメラで確認できます。トラブルが発生した際は、録画映像を振り返ることで、設備の動きや作業状況を確認する手がかりになります。 

生産ライン全体の流れや作業工程を分析する目的の場合は、設備単体の監視とは必要な画角やカメラ台数が異なります。何を確認したいのかを明確にし、設備を大きく映すのか、周辺を含めて広く映すのかを決めましょう。 

機械室や設備室 

ビルや施設の機械室、ポンプ室、設備室などは、担当者が常駐していないことがあります。カメラを設置すれば、設備の外観や表示灯、室内への入退室などを離れた場所から確認できます。 

暗い場所では夜間撮影に対応したカメラが必要です。また、メーターや表示部分を確認したい場合は、文字の大きさ、カメラとの距離、照明、レンズの画角によって見え方が変わるため、設置前の映像確認が欠かせません。 

無人施設や離れた場所にある設備 

ポンプ設備や資材置き場、太陽光発電設備など、管理拠点から離れた場所にある設備では、状況確認のための移動に時間がかかります。カメラで現在の状況を確認できれば、現地へ向かう必要性や適切な確認時期を判断しやすくなります。 

固定インターネット回線を引きにくい場所では、モバイル回線を利用するSIMカメラも選択肢になります。ただし、設置場所で対応する携帯電話回線を利用できるか、安定した電源を確保できるかを事前に確認する必要があります。 

倉庫内の搬送設備や作業エリア 

倉庫では、搬送設備の周辺や荷物の搬入・搬出、検品エリアなどを撮影することで、設備の稼働状況と作業の流れを合わせて確認できます。荷物の破損や作業上のトラブルが発生した場合に、録画映像を確認する用途にも活用できます。 

倉庫や工場全体におけるカメラの設置場所、台数、防犯・入退室管理なども検討したい場合は、既存の大型倉庫・大型工場向け活用術も参考にしてください。 

設備監視に使うカメラの選び方 

何をどの程度まで確認したいかを決める 

最初に、カメラ映像で確認したい対象と必要な細かさを決めます。設備が動いているかを確認するだけなのか、表示灯やメーターまで見たいのか、周囲の作業状況も含めて確認したいのかによって、必要な画質や画角は変わります。 

・設備全体を確認したい:広角レンズやパノラマカメラを検討する 

・表示灯や細部を確認したい:高画質・ズーム対応カメラを検討する 

・複数の設備を同時に確認したい:設置位置と死角を確認する 

・トラブルを振り返りたい:録画方式と保存期間を決める 

高画質なカメラであっても、対象までの距離が遠すぎたり、照明が不足していたりすると、必要な部分を確認できません。設置前に実際の画角や映像を確認することが大切です。 

設置環境に合った性能を確認する 

設備の周辺には、暗所、粉じん、水滴、高温・低温、振動など、カメラに影響する条件があります。防水・防塵性能を備えたカメラでも、動作温度の範囲や配線部分の防水方法などを確認する必要があります。 

また、夜間撮影に対応していても、赤外線が設備やガラスに反射すると映像が白くなり、対象を確認しにくくなることがあります。照明条件や反射物の有無を確認し、設置位置や向きを調整しましょう。熱、蒸気、薬品、強い振動がある環境では、販売店へ設置可否を相談してください。 

通信方法と電源を確認する 

ネットワークカメラで遠隔視聴するには、カメラをネットワークへ接続する必要があります。設置場所の環境に応じて、有線LAN、Wi-Fi、SIM通信などから選びます。 

接続方法 向いている環境 確認したい点 
有線LAN 安定した通信を重視する工場・設備室 LAN配線の経路、距離、PoE給電の可否 
Wi-Fi 既存Wi-Fiを利用でき、LAN配線を減らしたい場所 電波強度、障害物、混雑、電源 
SIM通信 固定回線を引きにくい遠隔地や無人施設 対応エリア、電波強度、通信量、電源 

PoE対応カメラは、LANケーブル1本で通信と電源供給を行えるため、カメラ付近にコンセントを用意しにくい場所で配線をまとめやすくなります。ただし、PoE給電機器や配線距離などの確認が必要です。 

録画方法と保存期間を決める 

トラブル発生時の振り返りを目的とする場合は、録画方法と保存期間を検討します。microSDカード、NAS、NVR、クラウド録画などがあり、カメラ台数や必要な保存期間、遠隔再生の方法、故障時のリスクによって適した構成が変わります。 

録画容量は、画質、フレームレート、録画時間、動体検知録画の有無などによって変動します。『何日分を残したいか』『トラブル発生時に誰がどこから確認するか』まで整理しておくと、構成を選びやすくなります。 

複数人で見る場合は閲覧権限を整理する 

設備監視では、工場担当者、本社の管理者、保守担当者など、複数の人が映像を確認する場合があります。誰がライブ映像や録画映像を見られるのか、映像を保存・共有できるのかを決め、IDやパスワードを適切に管理しましょう。 

従業員が映り込む場合は、カメラの設置目的や撮影範囲を事前に周知し、録画映像の閲覧者や保存期間などの運用ルールを定めることも重要です。 

カメラによる設備監視でできないことと注意点 

カメラは設備監視に役立ちますが、現地で行う点検やセンサーをすべて置き換えるものではありません。導入前に、カメラだけでは対応できないことも理解しておきましょう。 

・温度、振動、電流、圧力などの数値を正確に測定すること 

・設備内部や映像に映らない部分の状態を確認すること 

・設備の故障時期や異常の発生を必ず予測すること 

・法令や社内基準で定められた点検を代替すること 

・映像だけでトラブルの原因を断定すること 

カメラ映像は、現場の状況を把握するための情報の一つです。設備の重要度やリスクに応じて、現地巡回、センサー、警報装置、設備管理システムなどと組み合わせて運用してください。 

設備監視におすすめのソリッドカメラ 

細部を確認したい場合は
Viwela IPC-25 

IPC-25は、最大500万画素に対応し、電動バリフォーカルレンズを搭載したIPカメラです。スマートフォンやパソコンから画角を調整でき、設備全体から確認したい部分へ画角を合わせやすいことが特徴です。PoE給電にも対応しています。 

IPC-25_s

暗い屋内設備を広く確認したい場合は
Viwela IPC-20

IPC-20は、比較的暗い場所でもカラー映像を撮影できるスターライト仕様のドーム型IPカメラです。水平画角120°の広角レンズとPoE給電に対応し、工場内や機械室などを広く撮影したい場合に活用できます。 

IPC-20

広い範囲を180°で確認したい場合は
Viwela IPC-180w-a 

IPC-180w-aは、水平180°のパノラマ映像を撮影できるIPカメラです。複数の設備が並ぶ場所や、設備と周辺の作業エリアを広く確認したい場合に向いています。有線LANとWi-Fiに対応し、有線接続時はPoE給電も利用できます。

固定回線を利用できる屋外・屋内では
IPC-16FHDⅢ 

IPC-16FHDⅢは、有線LAN接続に対応した200万画素の屋外・屋内用IPカメラです。水平画角120°の広角レンズと低照度カラー撮影機能を備え、防水・防塵規格IP66にも準拠しています。固定回線を利用できる工場外周や屋外設備、比較的暗い設備周辺を広く確認したい場合に適しています。 

固定回線を引きにくい場所ではViwela IPC-16LTEⅡ・IPC-180LTE-a 

離れた場所にある設備や無人施設など、固定インターネット回線を整備しにくい場所では、モバイル回線を利用するSIMカメラが選択肢になります。IPC-16LTEⅡは固定方向を撮影する屋外・屋内対応モデル、IPC-180LTE-aは水平180°のパノラマ映像を撮影できるモデルです。 

設備監視にカメラを活用し、現地確認の負担を軽減しよう 

ネットワークカメラを活用すれば、離れた場所から設備やその周辺の状況を映像で確認できます。現地へ向かう前の状況確認や、複数拠点の確認、トラブル発生前後の録画確認に活用することで、巡回や移動の負担を軽減しやすくなります。 

一方、カメラだけでは設備内部の状態や正確な数値を把握できません。設備の重要度や確認したい内容に合わせて、現地点検やセンサーと使い分けることが大切です。 

ソリッドカメラでは、固定回線を利用するIPカメラから、回線工事が難しい場所に設置しやすいSIMカメラ、複数台の録画に対応する構成まで幅広く取りそろえています。設置場所や確認したい設備、必要な録画期間を整理したうえで、取り扱い販売店へご相談ください。 

防犯設備士 スタッフT

執筆:ソリッドカメラ編集部/監修:T.H.(防犯設備士 第12-23931号)

本記事は、法人向け防犯カメラ・監視カメラの提案、設置、技術検証を行う編集チームが執筆し、防犯設備士の資格を持つ専門スタッフが監修しています。

2010年の取扱開始以来、全国47都道府県・2,800社以上の法人(累計6,000件以上)に防犯カメラ関連機器を届けてきました。累計販売台数30万台、サポート実績10万件以上の現場で得られた「一次情報」をもとに、SIMカメラやIPカメラ、NVR構成などの運用ノウハウを分かりやすく解説します。

会社概要

防犯カメラ、IPカメラのことなら、お気軽にお問い合わせください。

翌営業日迄に
必ず対応!
質問だけ
でもOK!
資料請求も
できる!
まずは機器の選定について
相談したい
サポートを提案する女性

お客様の満足を
サポートします!

[受付時間]

9:00~12:00 / 13:00~17:30

(土日・祝日、夏期休暇・年末年始を除く)