太陽光パネルでの
防犯カメラ活用術

近年、再生可能エネルギーの普及とともに、太陽光発電施設（メガソーラー）が急速に増加しています。

しかし、その増加に伴い、盗難行為も増えています。特に、太陽光発電施設に設置されている銅線の価格の高騰に伴い、全国で多数の銅線ケーブル盗難被害が報告されています。

銅線ケーブル盗難は、一度に何百メートルもの銅線ケーブルが盗まれる事例があり、その被害額は数百万円から数千万円に上ることがあります。盗難に遭った箇所は発電量が低下し、必要な電力量が供給できなくなるため、大きな損害が生じます。

太陽光発電施設は無人で運営されているため、侵入者が目撃されることはほとんどありません。さらに、窃盗のターゲットとなる施設には、防犯カメラが設置されていないことが多いようです。この問題に対応するため、防犯カメラの設置が有効な対策として注目されています。

防犯カメラの設置により、広い太陽光発電施設の広範囲をカバーし、盗難の可能性のある個所を継続的に監視する事ができます。銅線ケーブル盗難は主に夜間に発生する傾向がありますが、防犯カメラは常に目を光らせ、迅速に検知することが可能です。

リアルタイムの監視と警告

ネットワークカメラ・IPカメラは、インターネットに接続され、映像をリアルタイムで監視できます。窃盗犯の侵入などの異常を検知した場合、遠隔地からでも警告を発信できます。また、スマホに通知を送る機能があり、迅速な対応・通報が可能です。

IPカメラとは

抑止効果の向上

防犯カメラの存在は、潜在的な犯罪者に対して抑止力となります。銅線ケーブル泥棒は監視カメラが設置されていない太陽光発電施設を狙う傾向があります。そのため、監視カメラが設置されていることを知ると、犯行を思いとどまる可能性が高くなります。ターゲットに選ばれないようにすることも重要です。

証拠保全と捜査支援

防犯カメラの映像は、犯罪の証拠として重要な役割を果たします。容疑者の特定や逮捕につながる可能性があり、再犯防止の捜査支援となります。

銅線ケーブル盗難対策におすすめのカメラ

ソーラーパネル付きSIMカメラ/SolLa（ソルラ）SLL-01LTE

太陽光で発電するソーラーパネル付きのため、電源不要で設置が可能です。また、SIM通信を使用するため回線工事も不要で、設置工事のみで取り付けられるモデルです。

人体感知でホワイトライトが自動点灯

人などの体温を感知し、自動でライトが点灯、録画を開始する仕様です。マイク搭載のため、カメラ側から威嚇や警告をする発することもできます。

防塵・防水レベルIP66相当

屋外に設置する防犯カメラの機種選びに重要な防塵・防水レベルIP66相当のカメラです。

SolLa製品ページへ

防犯対策以外にも、監視カメラは太陽光パネルのメンテナンスにも役立ちます。パネルの汚れなど小さなことから、台風・大雨など悪天候の影響もいち早く確認できます。複数個所のカメラを登録して切り替え視聴することで、今まで要していた巡回の移動時間もなくなり、危険な場所で監視作業にあたっていた従業員の精神的ストレスも軽減されます。現地に様子を見に行く前に状況を確認することができるため、事前に対策を立てやすくなります。

施設に不審者が立ち入った際、動体検知センサーを使ってすぐに警告し、状況をお知らせします。もし、資材の盗難やいたずらに遭ってしまっても、カメラの録画データは犯人特定へ大いに役立ちます。

動体検知とは