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暗い場所でも撮影できる防犯カメラと設置の際の注意点

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2023.06.30

犯罪を未然に防ぐためには、防犯カメラ(監視カメラ)が有効なツールとして利用されています。特に、夜間の防犯対策には、暗視機能を備えたカメラを設置する必要があります。この記事では、夜間撮影が可能な防犯カメラの選び方や設置場所、設置の際の注意点について解説しています。

「夜間撮影対応」防犯カメラとは


夜間撮影

夜間撮影(暗視)対応カメラとは、暗い場所でも対象物を撮影できる防犯カメラです。赤外線照射機能、高感度カラー撮影に対応している防犯カメラが販売されています。

赤外線(IR)照射機能

赤外線(IR)照射とは、赤外線を利用して暗闇を撮影する機能のことです。人の目では感じられない赤外線を発することで、真っ暗闇でも撮影できます。赤外線の照射距離は、一般的に10〜30mくらいです。そのため、撮影範囲が広すぎると、赤外線照射機能を有効活用できません。

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また、人の目には見えない赤外線ですが、防犯カメラでは撮影できます。そのため、赤外線をカットせずに映像を出力すると、人が見えている色とは違った色に写ってしまいます。そのため、レンズに搭載された光学レンズで赤外線をカットするIRカットフィルターを用いることで、人が見えている色に補正する必要があります。


高感度カラー撮影

高感度カラー撮影は、イメージセンサーやレンズの性能により、わずかな明かりでもカラー撮影ができる機能です。夜間は白黒で撮影する赤外線照射機能と違い、映像の情報量が多いのが特徴です。しかし、光が全くない暗闇では、撮影ができません。センサーの感度を高めたスターライト搭載の防犯カメラを使用すると、より少ない明かりでも撮影できます。低照度カラー撮影機能が搭載されているものを選ぶと、光のない場所でもカラー撮影が可能です。


夜間撮影(暗視)対応の防犯カメラの利用シーン

防犯カメラ映像を遠隔視聴する方法

夜間撮影(暗視)対応の防犯カメラは、人がいない時間帯のいたずら防止や盗難防止など、夜間の監視が必要な場所で活躍します。


店舗の出入口・バックヤード

犯罪者の侵入経路になりやすい店舗の出入り口に防犯カメラを設置することで、営業時間外の不法侵入を記録できます。犯人の特徴や侵入時刻などを記録できるだけではなく、犯罪の抑止効果も高められます。また、商品や売上などを保管している店舗のバックヤードへの設置は、盗難や従業員の不正防止などを記録可能です。


駐車場

不正駐車や車上荒らし、夜間のコインパーキングでのトラブルなどが発生する駐車場への設置もおすすめです。とくに、夜間は周囲に人がいないので、トラブルが増える傾向があります。防犯カメラを設置して、トラブルを記録できるようにしましょう。ナンバープレートや人の顔がはっきり見える画質を確保すると、証拠として使うこともできます。また、低照度カラー撮影機能を搭載した防犯カメラを選べば、車の色も確認可能です。


学校・工事現場

学校や工事現場でも、夜間撮影に対応したカメラを選ぶのがおすすめです。人がいない夜間の不法侵入、いたずらなどを防げます。たとえば、夜間に不法侵入され、学校設備の破損や盗難などが起きたときの記録が可能です。防犯カメラの設置によって、日中帯の不審者の侵入にもいち早く気付けます。夜間の資材盗難が絶えない工事現場では、夜間撮影対応の防犯カメラの設置で、犯行や犯人の顔を記録可能です。


動物園・水族館など

ジャガー

夜間撮影に対応している防犯カメラは、動物園や水族館などへの設置も有効です。夜間の人がいない時間帯の動物の様子を観察できるため、動物の体調を確認するのに利用できます。また、夜間の動物たちの様子をライブ配信することも可能です。ライブ配信がきっかけで興味を持ってもらい、集客に繋がるケースもあります。

「Youtubeライブ配信機能」




赤外線暗視対応の防犯カメラ設置の際の注意点

注意点
夜間も防犯効果がアップし、便利な赤外線暗視対応の防犯カメラですが、設置の際にはいくつかの注意点があります。

赤外線LEDが周囲の迷惑にならないように配慮する

暗い場所でも白黒撮影を可能にする赤外線LEDは、赤く光るのが特徴的です。そのため、あまりにも強い光だと威圧感を与えたり、周囲の方が不快に感じたりする場合があります。上記の症状に対応するためには、なるべく関係のない人が写らないような画角で設置するように心掛けることが大切です。
しかし、店内の様子を撮影する必要がある店舗では、どうしても人の方向を向いた画角に設置しなければいけない場合もあります。そんなときは、非発光型のカメラを導入することで、上記の症状を防げます。また、現場の環境にあわせて赤外線の強さを自動で調整する、スマートIR機能を搭載した防犯カメラを設置するのも有効的です。


近くに大きな反射物や強い光を置かないようにする

赤外線暗視カメラの近くに反射物があると、その部分が白くなり奥が真っ暗になります。たとえば、窓ガラス越しに利用すると、赤外線が窓ガラスに乱反射して白飛びします。また強い光があたると、カメラの映像が真っ白になることがありますので、ご注意ください。


まとめ・ソリッドカメラの夜間撮影対応防犯カメラ

周辺の明るさや防犯カメラ設置の用途によって、必要な夜間撮影対応の防犯カメラの種類は異なります。迷ったら一度メーカーや販売店に相談してみましょう。


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