防犯カメラの主要メーカー10社を徹底比較|国内メーカーの特徴と選び方を解説

防犯カメラを導入する際、「どのメーカーを選べばよいのか」「国内メーカーと海外メーカーでは何が違うのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。
防犯カメラはメーカーによって、取り扱っている製品の種類や対応機能、録画方法、サポート体制などが異なります。特に長期間の運用が想定される業務用の防犯カメラでは、機器の性能だけでなく、導入後の運用やトラブルへの対応も重要な比較ポイントです。
本記事では、国内の主要な防犯カメラメーカー10社を取り上げ、製品ラインアップや対応機能、主な用途などを比較します。国内メーカーと海外メーカーの違いや、メーカーを選ぶ際のポイントについても解説しますので、防犯カメラの導入・買い替えを検討している方はぜひ参考にしてください。
防犯カメラの主要メーカー10社を一覧で比較
国内には、防犯カメラを専門に扱うメーカーから、映像機器やセキュリティシステムを幅広く展開する企業まで、さまざまなメーカーがあります。
以下では、国内で防犯カメラの製品・サービスを展開している主要10社について、製品の特徴や主な用途を比較しました。
※掲載順はランキングではありません。各社の公式サイトで確認できる主な製品・サービスをもとに整理しており、すべての製品が表中の機能に対応することを意味するものではありません。
| メーカー | 主な製品・サービス | 特徴 |
| i-PRO | ネットワークカメラ、NVR、AI映像解析 | AIカメラや映像管理システムなど幅広い製品を展開 |
| ジャパン・セキュリティシステム | IPカメラ、アナログHDカメラ、レコーダー、クラウド | カメラから録画装置、施工・保守関連サービスまで展開 |
| NSK | ワイヤレスカメラ、Wi-Fiカメラ、録画機 | 家庭向けのワイヤレスカメラセットなどを展開 |
| NSS | IPカメラ、AHDカメラ、NVR、AIカメラ | 多様な業務用カメラと録画システムを展開 |
| 塚本無線 | ネットワークカメラ、ワイヤレスカメラ、録画機 | 家庭用から業務用まで幅広い製品ラインアップ |
| ソリッドカメラ | IPカメラ、SIMカメラ、NVR、クラウド録画 | 遠隔監視や通信環境に応じた製品・サービスを展開 |
| TOA | ネットワークカメラ、映像監視システム | 大規模施設向けの映像監視やシステム連携 |
| キヤノン | ネットワークカメラ、映像管理ソフトウェア | 光学技術を活かした監視カメラや映像ソリューション |
| アイリスオーヤマ | AIカメラ、セキュリティカメラ | 防犯だけでなく映像解析や施設管理への活用も展開 |
| MIYOSHI(G-cam) | LTE対応監視カメラ、レンタルサービス | 通信環境を確保しにくい現場向けのカメラを展開 |
メーカーによって、家庭で手軽に使えるカメラを中心に展開する企業もあれば、多台数管理やAI映像解析を含む業務用システムを得意とする企業もあります。
また、カメラ本体だけでなく、録画装置や通信サービス、サポート体制なども異なります。単純に製品の価格や画素数だけで比較せず、導入目的に適した製品群があるかを確認しましょう。
国内の主要防犯カメラメーカー10社の特徴
ここからは、主要10社それぞれの製品ラインアップや特徴をご紹介します。
i-PRO(アイプロ)
i-PRO株式会社は、業務用の映像セキュリティ製品を幅広く展開する国内メーカーです。
ネットワークカメラを中心に、ネットワークディスクレコーダーや映像監視ソフトウェア、AIカメラ向けの機能拡張ソフトウェアなどを提供しています。
製品ラインアップには、ドーム型、PTZ型、全方位型、マルチセンサー型などがあり、監視する範囲や設置環境に応じた製品を選択できます。
また、AIを活用した映像解析や多拠点管理にも対応する製品・サービスを展開しているため、複数拠点の映像を管理する企業や、大規模な監視システムを検討している場合にも候補となるメーカーです。
主な特徴
- ⚫︎ 業務用ネットワークカメラの幅広いラインアップ
- ⚫︎ AI映像解析や機能拡張ソフトウェア
- ⚫︎ NVRやクラウドサービスを含む映像管理システム
- ⚫︎ 製品マニュアル、技術情報、ファームウェア更新情報などの提供
公式サイト:https://i-pro.com/products_and_solutions/ja/surveillance
ジャパン・セキュリティシステム
株式会社ジャパン・セキュリティシステムは、防犯カメラや映像セキュリティシステムを専門に扱う国内メーカーです。
IPカメラやアナログHDカメラ、レコーダーなどの製品を展開しており、店舗・オフィス・商業施設など、さまざまな設置環境に対応する製品を取り扱っています。
映像の記録・管理に加えて、クラウド型の映像保存サービスやAI画像解析、施工・保守に関するサービスも提供しています。
従来の防犯カメラ設備を更新したい場合や、録画システムを含めた構成を検討している場合にも比較したいメーカーです。
主な特徴
- ⚫︎ IPカメラとアナログHDカメラの両方を展開
- ⚫︎ NVR・DVRなどの録画装置を取り扱い
- ⚫︎ クラウド録画やAI画像解析などの関連サービス
- ⚫︎ 施工・保守を含む防犯ソリューションを提供
公式サイト:https://www.js-sys.com/
NSK
株式会社NSKは、家庭用から業務用まで、防犯カメラや関連機器を取り扱う国内企業です。
家庭用製品では、ワイヤレスカメラとモニターを組み合わせたセット商品や、スマートフォンで映像を確認できるWi-Fiカメラなどを展開しています。
専用モニターで映像を確認する製品もあり、パソコンを常時使用せずに運用したい場合や、家庭での見守りなどに利用できる製品が用意されています。
また、有線カメラや録画機も取り扱っているため、設置環境や運用方法に応じて製品を比較できます。
主な特徴
- ⚫︎ ワイヤレスカメラとモニターのセット商品
- ⚫︎ スマートフォン対応のWi-Fiカメラ
- ⚫︎ 家庭での防犯や見守りを想定した製品
- ⚫︎ 有線カメラや録画機などの関連機器
公式サイト:https://n-sk.jp/
NSS
株式会社NSSは、ネットワークカメラやアナログHDカメラ、レコーダーなどの映像セキュリティ製品を取り扱う国内企業です。
IPカメラには、ドーム型、バレット型、PTZ型などがあり、設置場所や撮影目的に合わせたシステムを構築できます。
また、AIを活用した人物・車両の検知や顔認証などに対応する製品も展開しています。
ネットワークカメラだけでなく、既存の同軸ケーブルを利用するAHDカメラなども取り扱っているため、新規導入と既存設備の更新の両方で比較候補となります。
主な特徴
- ⚫︎ IPカメラとAHDカメラの豊富なラインアップ
- ⚫︎ NVR・DVRなどの録画システム
- ⚫︎ AI検知や顔認証に対応する製品
- ⚫︎ 複数台のカメラを使用する施設向けのシステム
公式サイト:https://cpcam.jp/
塚本無線
株式会社塚本無線は、家庭用から業務用まで、幅広い防犯カメラや監視カメラを展開する国内メーカーです。
屋内外のネットワークカメラやワイヤレスカメラ、録画機など、多様な製品を取り扱っています。
製品には、高画質撮影や夜間撮影、PTZ(パン・チルト・ズーム)操作などに対応する機種があり、設置場所や必要な機能に合わせた製品を選択できます。
また、日本・韓国・中国に自社工場を構え、防犯カメラの開発・製造を行っており、日本国内で製造した防犯カメラも取り扱っています。
主な特徴
- ⚫︎ 家庭用から業務用まで幅広い製品構成
- ⚫︎ ネットワークカメラ、ワイヤレスカメラ、録画機
- ⚫︎ 高画質・夜間撮影・PTZなどの多様な機能
- ⚫︎ 製品購入後の操作・修理に関するサポート窓口
公式サイト:https://www.wtw.jp/
ソリッドカメラ
ソリッドカメラは、ソリッド株式会社が展開する防犯カメラ・ネットワークカメラのブランドです。2010年にカメラ事業を開始し、2026年には累計販売台数30万台を突破しています。
主な製品には、スマートフォンやPCから遠隔監視できる「Viewla(ビューラ)」シリーズ、NVRを利用した録画・管理に対応する「Secula(セキュラ)」シリーズ、ソーラーパネルとSIM通信を活用する「SolLa(ソルラ)」シリーズなどがあります。
店舗やオフィスなどの室内環境から、インターネット回線を確保しにくい建設現場・農地などの屋外環境まで、用途に応じた製品を展開しています。
また、IPカメラ専門のサポート窓口を設けており、製品の使い方やトラブルに関する問い合わせに対応しています。
製品はビジネスパートナー(販売店)を通じて提供しており、購入や設置については取り扱い販売店に相談する形となります。
主な特徴
- ⚫︎ Viewla・Secula・SolLaなど用途別の製品シリーズ
- ⚫︎ 有線LAN・Wi-Fi・LTEなど設置環境に応じた通信方式
- ⚫︎ microSDカード・NVR・クラウド録画などの選択肢
- ⚫︎ スマートフォンやPCを使った遠隔監視
- ⚫︎ IPカメラ専門の国内サポート体制
公式サイト:https://www.solidcamera.net/
TOA(ティーオーエー)
TOA株式会社は、音響機器や放送設備に加えて、映像監視システムを展開する国内メーカーです。
ネットワークカメラシステム「TRIFORA」では、カメラや周辺機器を組み合わせた監視システムを提供しています。
多棟工場や商業施設などの大規模なカメラシステムを想定しており、AIセンシングや外部機器との連携にも対応する製品を展開しています。
防犯対策だけでなく、施設内の状況把握や管理業務など、映像をさまざまな目的に活用したい場合にも検討できるメーカーです。
主な特徴
- ⚫︎ 業務用ネットワークカメラシステム「TRIFORA」
- ⚫︎ 工場・商業施設などの大規模システム
- ⚫︎ AIセンシング機能を搭載する製品
- ⚫︎ 外部機器との連携を含むシステム構築
公式サイト:https://www.toa.co.jp/products
キヤノン
キヤノン株式会社は、カメラや光学機器などで培った技術を活かし、業務用ネットワークカメラや映像ソリューションを展開する国内メーカーです。
ネットワークカメラには、固定型やPTZ型などがあり、光学ズームや高感度撮影に対応するモデルを取り扱っています。
また、キヤノンマーケティングジャパンでは、グループ企業であるアクシスコミュニケーションズのネットワークカメラをはじめ、映像管理ソフトウェアなども取り扱っています。
カメラ単体の性能だけでなく、映像管理や解析を含めたシステム全体を検討したい場合にも候補となるメーカーです。
主な特徴
- ⚫︎ 光学ズームや高感度撮影に対応するネットワークカメラ
- ⚫︎ 固定型・PTZ型などの製品ラインアップ
- ⚫︎ 映像管理ソフトウェアやクラウドサービス
- ⚫︎ グループ製品を含む映像ソリューションの提供
公式サイト:https://canon.jp/biz/product/camera/nvs
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマ株式会社は、家庭用品や電気製品だけでなく、法人向けの防犯カメラ・監視カメラも展開しています。
法人向け製品には、一般的な映像監視に使用するセキュリティカメラのほか、AIを活用した映像解析に対応するカメラがあります。
AIカメラの製品群では、顔認識や動線分析、属性分析など、映像を防犯以外の目的にも活用できる機能を展開しています。
店舗やオフィス、商業施設などで、防犯対策と施設管理の両方を検討する際に比較したいメーカーです。
主な特徴
- ⚫︎ 法人向けセキュリティカメラ
- ⚫︎ AI映像解析に対応する製品
- ⚫︎ 顔認識・動線分析などの機能
- ⚫︎ 施設管理や店舗運営への映像活用
公式サイト:https://www.irisohyama.co.jp/b2b/camera/products/cctv-camera/
防犯カメラメーカーの選び方
防犯カメラメーカーを選ぶ際は、企業の知名度や製品価格だけでなく、設置場所や必要な機能、導入後のサポート体制などを比較することが大切です。
特に確認したいポイントは、以下の3つです。
設置場所・用途に合った製品があるか
家庭や店舗、工場、建設現場など、設置環境に応じた製品ラインアップがあるか確認しましょう。
必要な機能や録画方法に対応しているか
通信方式や録画方法、遠隔監視への対応など、必要な機能を備えた製品があるか確認しましょう。
導入後のサポート体制は整っているか
問い合わせ窓口や保証内容、修理対応など、導入後も安心して運用できる体制があるか確認しましょう。
防犯カメラは、メーカーだけでなく、具体的な設置環境や利用目的に合った機種を選ぶことも重要です。
詳しい選び方については、以下の記事で解説しています。
国内メーカーと海外メーカーの違い
防犯カメラのメーカーには、日本国内に本社を置く国内メーカーと、海外に本社を置くメーカーがあります。
国内メーカーの製品を選ぶメリットとして、日本語でのサポートや国内の利用環境に合わせた製品・サービスを選択しやすいことなどが挙げられます。
ただし、国内メーカーであっても、すべての製品が日本国内で製造されているわけではありません。「国内メーカー」は企業の所在地、「日本製」は製品の製造国に関する表現であり、それぞれ意味が異なります。
国内メーカーと海外メーカーの主な違いや、比較する際の確認ポイントは以下のとおりです。
| 比較項目 | 国内メーカー | 海外メーカー |
| 企業の所在地 | 日本国内に本社がある | 海外に本社がある |
| 製造国 | 国内製造・海外製造の両方がある | 製品や企業によって異なる |
| 日本語サポート | 国内窓口を設けている企業がある | 日本法人や販売代理店によって対応する場合がある |
| 購入・導入方法 | 直販、販売店経由など | 国内代理店、販売店、直販など |
国内メーカーであっても、製品の品質や保証内容、サポート体制は企業によって異なります。また、海外メーカーでも日本法人や正規販売代理店を通じて、日本語でのサポートを受けられる場合があります。
そのため、メーカーの所在地や製造国だけで判断するのではなく、製品の性能や導入後のサポート体制などを比較して選ぶことが大切です。
防犯カメラメーカーに関するよくある質問
国内メーカーと海外メーカーでは価格に違いがありますか?
国内メーカーと海外メーカーのどちらが安いかは、企業の所在地だけでは判断できません。
防犯カメラの価格は、画素数や撮影機能、録画方法、通信方式などの製品仕様によって異なります。また、施工費やクラウド録画などの利用料金が必要になる場合もあります。
価格を比較する際は、できるだけ同じ条件の製品・構成で、導入から運用までに必要な費用を確認しましょう。
異なるメーカーの防犯カメラを組み合わせて使用できますか?
異なるメーカーの防犯カメラでも、対応規格や製品の組み合わせによっては、同じシステム内で使用できる場合があります。
例えば、ネットワークカメラの相互接続に関する規格である「ONVIF」に対応する製品同士であれば、対応するプロファイルや機能などの条件に応じて連携できる場合があります。
ただし、ONVIFに対応しているだけですべての機能が利用できるわけではありません。実際に使用するカメラ・録画機・ソフトウェアの互換性を確認する必要があります。
まとめ|用途やサポート体制を比較してメーカーを選ぼう
国内には、家庭用のワイヤレスカメラを中心に展開するメーカーから、業務用の録画システムやAI映像解析、LTE通信を活用した遠隔監視を提供するメーカーまで、さまざまな防犯カメラメーカーがあります。
各メーカーには製品ラインアップや得意とする用途、録画方法、サポート体制などに違いがあるため、企業の知名度だけでなく、実際の使用環境や導入目的に合わせて比較することが大切です。
また、国内メーカーの製品であっても、製造国や保証内容、サポートの範囲は異なります。導入後の運用まで見据えて検討しましょう。
ソリッドカメラでは、店舗・オフィスなどで利用できるネットワークカメラから、LTE通信を活用したSIMカメラ、NVRによる録画システムなど、用途に応じた製品を展開しています。
ソリッドカメラ製品の購入や設置については、取り扱い販売店へご相談ください。





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