ファブレスメーカーとは?IPカメラ選びで知っておきたい製造と国内サポートの違い

防犯カメラやIPカメラを選ぶ際、画質や機能、価格だけでなく、どのようなメーカーが製品を提供しているのかも重要な判断材料です。
カメラメーカーの中には、自社工場で製品を製造する企業だけでなく、製造を外部企業に委託し、商品企画や開発、サポートなどに注力する「ファブレスメーカー」も存在します。
ソリッドカメラも、こうしたファブレスメーカーの一つです。 製造を提携企業と連携して行うことで、商品・サービスの企画開発やお客様へのサポートに力を注ぎ、多様なニーズに応える商品・サービスを提供しています。
本記事では、ファブレスメーカーの仕組みやOEM・ODMとの違い、メリット・デメリットを解説します。さらに、ソリッドカメラの製造体制や、国内サポートをはじめとした強みについてもご紹介します。
ファブレスメーカーとは?
ファブレスメーカーとは、自社で製造工場を持たず、製品の製造を外部企業に委託するメーカーのことです。
「ファブレス(Fabless)」は、半導体の製造工場などを指す「Fab」と、「~を持たない」という意味の「less」を組み合わせた言葉です。
一般的なメーカーが自社工場で製造を行うのに対し、ファブレスメーカーは提携する製造企業に生産を委託し、自社では商品企画や開発、販売、サポートなどの役割を担います。
ソリッドカメラを例に見るファブレスメーカーの仕組み
ソリッドカメラは、国内外の提携製造企業と連携してIPカメラを提供するファブレスメーカーです。
製品は主に台湾、一部中国の工場で製造しており、国内では商品企画や仕入れ、ユーザーサポートなどを担っています。
以下の図は、ソリッドカメラの商品企画から、お客様への製品提供・サポートまでの流れを示したものです。
ソリッドカメラと提携製造企業の役割分担

ソリッドカメラでは商品企画や仕入れ、サポートを担い、設計・製造は提携製造企業と連携して行っています。また、製品の販売・設置はビジネスパートナー(販売店)が担当しています。
このように、自社工場を持たず、製造工程を提携企業と分担することで、商品・サービスの企画開発やお客様へのサポートに力を注げることが、ファブレスメーカーの強みです。
ファブレスとOEM・ODMの違い
ファブレスと混同されやすい言葉に「OEM」と「ODM」があります。
いずれも製品の製造に関係する言葉ですが、それぞれ意味が異なります。
| 用語 | 意味 | 主な特徴 |
| ファブレス | 自社工場を持たず、製造を外部企業に委託する事業形態 | 商品企画や開発などに経営資源を集中できる |
| OEM | 他社ブランドの製品を製造すること | 発注元の仕様などに基づいて製造する |
| ODM | 他社ブランドの製品について、設計・開発から製造までを受託すること | 製造企業が設計・開発にも関わる |
ファブレスはメーカー側の事業形態を指す言葉であり、OEMやODMは製造委託の方式を指します。
そのため、ファブレスメーカーがOEMやODMを活用して製品を提供するケースもあります。
ファブレスメーカーのメリット・デメリット
ファブレスメーカーには、製造設備を自社で保有しないことによるメリットがある一方、外部企業と連携して製造するうえでの注意点もあります。
ファブレスメーカーのメリット
ファブレスメーカーの主なメリットは、以下の3つです。
1:商品企画や開発に経営資源を集中できる
自社工場の建設や維持管理に必要な設備投資を抑えられるため、商品企画や研究開発、顧客サポートなどに経営資源を振り向けやすくなります。
2:顧客ニーズに合わせた商品展開がしやすい
製品の特性に応じて製造企業と連携できるため、自社の製造設備だけに制約されず、幅広い商品を企画・展開しやすいこともメリットです。
3:製造企業の技術やノウハウを活用できる
提携製造企業が持つ設備や技術、生産ノウハウを活用することで、自社ですべての製造工程を抱えることなく製品を提供できます。
ファブレスメーカーのデメリットと注意点
一方で、製造を外部企業に委託するため、品質管理や納期調整などで提携製造企業との連携が重要になります。
主な注意点は以下のとおりです。
- ⚫︎ 品質管理: 製造企業と品質基準を共有し、製品の品質を適切に管理する必要がある
- ⚫︎ 製造・供給体制: 製造企業の生産状況や部品調達の影響を受ける場合がある
- ⚫︎ 仕様変更や改善: 製品の改良や仕様変更にあたり、製造企業との調整が必要になる
このように、ファブレスという事業形態だけで製品の品質や信頼性が決まるわけではありません。
大切なのは、メーカーが製造企業と適切に連携し、品質管理や製品改善、サポートなどにどのように取り組んでいるかという点です。
IPカメラは「国内メーカー」と「日本製」で何が違う?
IPカメラを選ぶ際、「国内メーカー」と「日本製」を同じ意味で捉えている方もいるかもしれません。しかし、この2つは必ずしも同じではありません。
国内メーカーと製造国の違い
「国内メーカー」は、日本国内に拠点を置くメーカーを指す場合が多く、必ずしも製造まで国内で行っているとは限りません。
一方、「日本製」は製品の製造国を表す言葉です。日本企業が企画・開発したIPカメラであっても、製造を海外の工場に委託している場合があります。
主な違いは以下のとおりです。
| 比較項目 | 国内メーカー | 日本製 |
| 主に表すもの | メーカーの所在地や事業主体 | 製品の製造国 |
| 製造場所 | 国内・海外のいずれもあり得る | 日本国内 |
| サポート体制 | メーカーごとに異なる | 製造国だけでは判断できない |
つまり、国内メーカーの製品だからといって、すべてが日本国内で製造されているわけではありません。
ソリッドカメラも日本国内に拠点を置くIPカメラメーカーですが、製品は主に台湾、一部中国で製造しています。製造を提携企業に委託する一方、商品企画や国内ユーザーサポートなどに力を注いでいます。
製造国だけでなく確認したいメーカーのサポート体制
IPカメラは、購入・設置して終わりではなく、継続して使用する機器です。そのため、製造国だけでなく、メーカーのサポート体制も重要な判断材料となります。
例えば、以下のような点を確認しておくとよいでしょう。
- ⚫︎ 日本語で問い合わせできるサポート窓口があるか
- ⚫︎ 初期設定や操作方法について相談できるか
- ⚫︎ トラブルが発生した際の相談先が明確か
- ⚫︎ 取扱説明書やソフトウェアなどの情報が提供されているか
- ⚫︎ 修理や保証に関する案内が整備されているか
IPカメラは、ネットワーク設定や録画方法など、使用環境によって確認が必要になる場合があります。
製造国だけで品質やサポートを判断するのではなく、メーカーがどのような体制で製品を提供し、導入後の利用を支えているかまで確認することが大切です。
ソリッドカメラがファブレスメーカーだからこそ実現できる3つの強み
ソリッドカメラでは、ファブレスメーカーという事業形態を活かし、商品・サービスの企画開発やお客様へのサポートに力を注いでいます。
ここでは、ソリッドカメラがファブレスメーカーであることの強みを3つご紹介します。
お客様へのサポートに注力できる
ソリッドカメラでは、自社工場の運営ではなく、お客様が安心してIPカメラを利用できるサポート体制の充実に力を入れています。
2012年にはサポートセンターを開設し、現在はIPカメラ専門のコールセンターを設け、メーカーが直接ユーザーサポートを行っています。
これまでに10万件以上のサポート対応実績があり、機器選定や初期設定、操作方法、トラブルシューティングなど、さまざまな相談に対応しています。
IPカメラは、設置する場所や通信環境、使用目的によって適した機種や設定が異なります。また、使用中に映像が確認できない、録画がうまくできないといった問題が発生することもあります。
こうしたときに、製品を熟知した国内の専門スタッフへ相談できることは、利用者にとって大きな安心材料となります。
ソリッドカメラでは、製品を提供するだけでなく、その後も安心して使い続けられるよう、メーカーとしてのサポート体制を整えています。
お客様の声を活かした商品・サービスの企画開発に注力できる
ソリッドカメラがファブレスメーカーとして重視していることの一つが、お客様のニーズを踏まえた商品・サービスの企画開発です。
当社では、10万件以上のサポート対応を通じて寄せられたお客様の声を、商品開発のヒントとして活用しています。
例えば、カメラの操作方法に関する疑問や、設置環境によって求められる機能、使い勝手に関する要望などには、商品・サービスを改善するためのさまざまなヒントがあります。
こうしたお客様の声を踏まえ、機能性や使いやすさ、品質を追求しながら、手ごろな価格で提供できる商品・サービスの開発に取り組んでいます。
製造工程を提携企業と分担しながら、お客様の声を商品・サービスの企画開発に活かせることが、ソリッドカメラの強みです。
多様なニーズに応える商品・サービスを提供できる
IPカメラに求められる機能や性能は、設置場所や利用目的によって異なります。
例えば、自宅や店舗の見守り、工場・倉庫の監視、固定インターネット回線のない屋外での遠隔確認など、用途によって適した製品はさまざまです。
ファブレスメーカーは、製品の特性に応じて提携製造企業の技術や設備を活用できるため、自社工場の設備だけに制約されず、多様な商品を企画・展開しやすいという特徴があります。
ソリッドカメラでも、お客様のさまざまな用途や設置環境に対応できるよう、幅広い商品・サービスを提供しています。
主な商品・サービスは以下のとおりです。
| 商品・サービス | 主な特徴 |
| Viewlaシリーズ | 家庭や店舗、オフィスなど幅広い用途に対応するIPカメラ |
| Seculaシリーズ | 法人施設などの監視用途に対応するIPカメラ |
| SIMカメラ | モバイル通信を利用して遠隔確認できるカメラ |
| スポットWi-Fiカメラ | インターネット回線を使わず、現地で映像を確認できるカメラ |
| ソリッドCLOUD | カメラの映像をクラウド上に録画するサービス |
| ソリッドAIアラート | 映像をAIで解析し、検知結果を通知するサービス |
ソリッドカメラでは、ファブレスメーカーとしての強みを活かし、IPカメラ本体だけでなく、通信・録画・映像解析などを含む幅広い商品・サービスを展開しています。
今後もお客様のさまざまなニーズに応えられるよう、商品・サービスの充実に取り組んでまいります。
よくあるご質問
Q1:ファブレスメーカーと販売代理店は何が違いますか?
ファブレスメーカーは、自社工場を持たず、製品の製造を外部企業に委託しながら、商品企画や開発などを担うメーカーです。
一方、販売代理店は、メーカーが提供する製品を取り扱い、顧客への販売や導入提案などを行う事業者です。
ソリッドカメラは、商品・サービスの企画開発や国内ユーザーサポートなどを担うファブレスメーカーであり、製品はビジネスパートナー(販売店)を通じて提供しています。
Q2:ファブレスメーカーの製品は品質に問題ありませんか?
ファブレスメーカーだからといって、製品の品質が低いとは限りません。
品質は、製造工程の管理体制や検査基準、メーカーと提携製造企業の連携などによって左右されます。
ソリッドカメラでも、品質管理や製品改善に取り組みながら、安心してご利用いただける製品の提供に努めています。
Q3:ソリッドカメラのIPカメラは日本製ですか?
ソリッドカメラは日本国内に拠点を置くIPカメラメーカーですが、製品は主に台湾、一部中国の工場で製造しています。
製造は提携企業に委託し、当社では商品企画や仕入れ、国内ユーザーサポートなどを担っています。
Q4:ソリッドカメラの製品は購入後もサポートを受けられますか?
ソリッドカメラでは、IPカメラ専門のコールセンターを設け、初期設定や操作方法、トラブルシューティングなどのユーザーサポートを提供しています。
また、製品の購入や設置については、ビジネスパートナー(販売店)を通じて対応しています。
サポート内容や保証条件は製品や利用状況によって異なる場合があるため、詳細は製品の案内や取り扱い販売店などでご確認ください。
まとめ|IPカメラはメーカーの製造体制とサポート体制も確認して選ぼう
ファブレスメーカーとは、自社で製造工場を持たず、製造を外部企業に委託するメーカーのことです。
製造設備の保有や運営に必要な負担を抑えられるため、商品企画や開発、顧客サポートなどに経営資源を集中しやすいというメリットがあります。
ソリッドカメラも、国内外の提携製造企業と連携するファブレスメーカーです。この事業形態を活かし、国内ユーザーサポートの充実や、お客様の声を踏まえた商品・サービスの企画開発に力を入れています。
IPカメラを選ぶ際は、製造国だけでなく、メーカーがどのような役割を担い、製品の企画開発やサポートを行っているかも確認することが大切です。
ソリッドカメラでは、家庭から法人施設、屋外環境まで、さまざまな用途に対応するIPカメラや関連サービスを提供しています。
製品の購入や設置については、取り扱い販売店へご相談ください。



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