防犯カメラの耐衝撃規格「IK10」とは?耐久性の目安やIP66との違いをわかりやすく解説
防犯カメラの仕様表を見ると、「IP66」「IP67」と並んで「IK10」という表記がよく登場します。 「IK10って何?」「よく聞くIP66の仲間?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、IKもIPも「機器の外側(ケース)がどれだけ中身を守れるか」を表す国際規格で、いわば仲間どうしです。 ただし、IPは「水や粉塵」、IKは「衝撃」と、守る対象がまったく異なります。
この記事では、IK10の意味と耐久性の目安、IP規格との関係、IK10対応カメラが向いている場所を解説します。
IK10とは?防犯カメラの耐衝撃性能を示す等級

IK10は、国際規格「IEC 62262」で定められた耐衝撃性能の等級(IKコード)のうち、最も高い等級です。 機器の外側が、外から加えられた衝撃にどの程度耐えられるかを示します。
防犯カメラでは、学校・駅・商業施設・駐車場・工場など、いたずらや破壊行為のおそれがある場所で重視される規格です。
IK等級一覧
IK等級は、IK00からIK10までの11段階です。 数字が大きいほど、強い衝撃に耐えられることを表します。
| IK等級 | 衝撃エネルギー |
|---|---|
| IK00 | 保護なし |
| IK01 | 0.15J |
| IK02 | 0.2J |
| IK03 | 0.35J |
| IK04 | 0.5J |
| IK05 | 0.7J |
| IK06 | 1J |
| IK07 | 2J |
| IK08 | 5J |
| IK09 | 10J |
| IK10 | 20J |
IK10はどのくらいの強さ?
IK10は、20J(ジュール)の衝撃に耐えられることを示します。 これは、約5kgのおもりを約40cmの高さから落としたときの衝撃に相当します。
目安としては、手で叩いたり、ボールや物が当たったりする程度の衝撃では、簡単に壊れにくい強さです。 ただし、工具を使った意図的な破壊行為など、あらゆる衝撃で壊れないことを保証するものではありません。
IK10はIP66の仲間?IK規格とIP規格の関係
IK規格とIP規格は、どちらも「機器の外側(ケース)がどれだけ中身を守れるか」を表す、IEC(国際電気標準会議)の規格です。 表記も「英字2文字+数字」と似ており、仕様表でも並んで書かれることが多いため、よく混同されます。
ただし、守る対象はまったく異なります。 IP規格は「粉塵などの異物や水の侵入」、IK規格は「外からの衝撃」に対する強さを示します。
IK10とIP66比較表
| 項目 | IK規格 | IP規格 |
|---|---|---|
| 守る対象 | 外からの衝撃 | 粉塵などの異物・水の侵入 |
| 規格 | IEC 62262 | IEC 60529(JIS C 0920) |
| 表記 | IK+2桁の数字(IK00~IK10) | IP+2桁の数字(1桁目:防塵、2桁目:防水) |
| 数字の意味 | 大きいほど強い衝撃に耐える | 大きいほど防塵・防水の性能が高い |
| 防犯カメラでの表記例 | IK10 | 全ての屋外環境 |
たとえばIP66は、「粉塵が内部に入らない」「あらゆる方向から強い水しぶきを受けても支障がない」ことを示します。 IP67は、防塵性能はIP66と同じで、さらに一時的に水中に沈めても浸水しない性能を示します。
仕様表の「IP」と「IK」は別々に確認する
IKとIPはそれぞれ独立した性能なので、片方の数字からもう片方の性能は分かりません。 IP67だから衝撃に強い、IK10だから雨に強い、ということにはならないため注意しましょう。
仕様表に「IP67・IK10」とあれば、「防塵・防水はIP67、耐衝撃はIK10」と分けて読みます。 屋外や人の多い場所に設置する場合は、両方の等級をそれぞれ確認することが大切です。
IP66の詳しい意味は、こちらの記事で解説しています。
IK10対応の防犯カメラが必要な場所

公共施設
- 学校
- 駅
- 公園
- 図書館
商業施設
- ショッピングモール
- スーパー
- ドラッグストア
工場・倉庫
- 工場
- 物流センター
- 倉庫
フォークリフトや荷物の接触リスクがある環境では特に重要です。
IK10対応カメラを選ぶ際のチェックポイント
屋外に設置する場合は、耐衝撃のIK10とは別に、防水・防塵のIP66やIP67への対応も確認しましょう。
| 確認項目 | 推奨 |
|---|---|
| 耐衝撃性能 | IK10 |
| 防水・防塵性能(屋外の場合) | IP66以上 |
| 設置場所 | 屋内・屋外の環境に適合 |
| 録画方式 | NVRまたはSDカード録画 |
| 検知機能 | 人物検知など |
設置場所に適した形状を選ぶ
耐衝撃性能を重視する場合は、ドームカメラが選ばれることが多くなります。
録画方式や検知機能も確認する
耐久性だけでなく、人物検知などの検知機能や、NVR・SDカードなどの録画方式もあわせて確認すると、導入後の失敗が少なくなります。
IK10対応のソリッドカメラ製品一覧
ソリッドカメラのSeculaシリーズでは、ドームカメラが耐衝撃規格IK10に対応しています。 防水・防塵性能もIP67と高く、学校・駅・工場・駐車場など、いたずらや衝撃のおそれがある屋外の設置に適しています。
| 型番 | 画素数 | カメラ形状 | 耐衝撃 | 防水・防塵 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| SCL-02DF01 | 2MP | ドーム | IK10 | IP67 | コスト重視のIK10対応ドーム |
| SCL-02DE03 | 2MP | ドーム | IK10 | IP67 | 電動ズーム対応の高機能IK10モデル |
| SCL-08DE02 | 4K | ドーム | IK10 | IP67 | 4K対応の高画質IK10モデル |
ソリッドカメラのSeculaシリーズでは、ドームカメラが耐衝撃規格IK10に対応しています。学校・駅・工場・駐車場など、いたずらや衝撃リスクのある環境での設置に適しています。
コスト重視のIK10対応ドーム

電動ズーム対応の高機能IK10モデル

4K対応の高画質IK10モデル

Seculaシリーズはこちら
まとめ
IK10は、防犯カメラの耐衝撃性能を示す国際規格の最上位等級です。 IP66などのIP規格とは、どちらも「機器の外側の守り」を表す仲間ですが、IPは水や粉塵、IKは衝撃と守る対象が異なります。
公共施設や商業施設、工場など、人や物が接触するおそれがある場所では、IP規格とIK規格をそれぞれ確認してカメラを選ぶことが、長期間の安定した監視運用につながります。




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