70%以上の方が「防犯カメラの導入のしやすさ」を重視|デモ機利用者へのアンケート調査

防犯カメラ市場では、高画質化やAI機能など製品性能の進化が続いています。一方で、実際に導入を検討する現場では、スペック以外にも重視されているポイントがあるのではないでしょうか。
ソリッドカメラでは、2025年5月から2026年5月までの約1年間、当社IPカメラ(Viewla・Secula・SolLaシリーズ)のデモ機をご利用いただいた事業者を対象にアンケートを実施しました。
有効回答は185件。
本調査では、防犯カメラの導入を検討する事業者が「何を評価し」「どのような課題を感じたのか」を分析しました。その結果、価格や機能以上に「設置・設定のしやすさ」や「サポート体制」が重視される傾向が見えてきました。
調査概要
・調査主体:ソリッドカメラ(ソリッド株式会社カメラ事業部)
・調査対象:当社IPカメラ(Viewla・Secula・SolLaシリーズ)のデモ機貸出先(法人・個人事業者)
・調査期間:2025年5月~2026年5月
・有効回答数:185件
・調査方法:デモ機返却時アンケート
※本調査は当社デモ利用者を対象としており、市場全体を代表するものではありませんが、防犯カメラ導入検討者のニーズを把握する参考データとして取りまとめています。
「価格」よりも「導入しやすさ」が選定の決め手
当社デモ機のご利用後、返却時にアンケートを実施し、以下の9項目について5段階でご回答いただきました。
【表①】デモ機アンケート:9項目の平均スコア

特に高く評価されたのは、「設置しやすさ」や「サポート品質」「設定のしやすさ」という、「導入・運用のしやすさ」に関わる項目でした。
一方、価格は他項目と比較すると評価がやや低く、導入時の比較検討ポイントとなっていることがうかがえます。
また、総合評価(受注見込み)は4.15点となり、4点以上の回答は約78%を占めています。
今回の調査からは、防犯カメラ市場では「性能競争」だけでなく、「導入・運用のしやすさ」を重視する市場ニーズが高まっていることがうかがえます。
【表②】受注見込み(総合評価)の分布

ニーズ①:最も重視されるのは「導入後に頼れるか」
自由記述で際立って多かったのが、サポート対応への評価でした。
「電話サポートがわかりやすく、待つこともなかったので、対応としては満点だと思いました。最近は電話対応してくれるメーカーが少なくなったので、なおさら好感を持てました」(映像システム系の事業者)
「サポートダイヤルは非常に心強かったです。需要は確実に高まっているので提案していきたいです」(通信工事系の事業者)
近年は問い合わせ窓口をチャットやメールへ集約するメーカーも増えています。
その中で、防犯カメラのように現場でトラブル対応が必要になる製品では、「電話ですぐ相談できる安心感」が高く評価される結果となりました。
防犯カメラは設置後も長期間運用される製品です。そのため、トラブル発生時にすぐ相談できるかどうかは、導入時には見えにくいものの、実際の運用では非常に重要な要素になります。
導入後に頼れる相手がいるかどうかが、スペック比較では見えにくい第一のニーズだといえます。
ニーズ②:「設置・設定のしやすさ」が導入のハードルを決める
「設定・設置も簡単で使いやすかった」(商社系の事業者)など、設置・設定のしやすさを評価する声が多く集まり、設置しやすさは全項目中で最も高い評価となりました。
近年、防犯カメラは専門業者だけでなく、店舗や工場、建設現場など幅広い業種で導入が進んでいます。
そのため、専門知識がなくても導入・運用できるかどうかは、製品選定の実質的なハードルになっています。
また、「ポール取付金具も貸してほしい」「設置ブラケットも試したい」「microSDカードも貸してほしい」といった要望も複数寄せられました。
本体性能だけではなく、実際の設置環境で検証しやすいことも、防犯カメラ選びにおける重要なニーズになっています。
ニーズ③:「配線できない現場」という新しい需要
今回のアンケートでは、SIM/LTE通信対応カメラのデモ利用が多く見られました。用途として目立ったのは、建設現場・工場・屋外など、電源やネット配線を引きにくい環境での一時的な監視です。「その場所でSIM回線の電波が届くかを確かめたい」という理由でデモ機を利用するケースも複数ありました。
工事期間中だけ、繁忙期だけ、といった"期間限定で監視したい"という需要に、SIMカメラが応えている実態が見えてきます。従来の固定設置型では対応しにくかったこの領域は、防犯カメラの新しいニーズとして広がりつつあります。用途の性質上、通信の安定性(平均3.89)が満足度を左右する重要項目となっており、「LTE電波の状況に左右される」という声も見られました。
今後期待される改善ポイント:価格・録画データ・画質・マニュアル
好意的な声だけでなく、改善要望も数多く寄せられました。
主な内容は、SIM通信料金や録画映像の操作性、PCアプリの使いやすさ、より高画質なモデル、マニュアル・製品サイトの分かりやすさなどです。
価格については依然として比較検討のポイントとなっており、また録画データの扱いやアプリ操作についても改善を求める声が見られました。
さらに、「ズームしても画質が落ちにくい製品がほしい」「4K対応モデルを増やしてほしい」
など、高画質化への期待も継続して寄せられています。
こうした声は、防犯カメラ市場で今後求められる製品・サービスの方向性を示すものと考えられます。
まとめ:防犯カメラ選びは「使い勝手」と「サポート」で決まる
今回の調査では、防犯カメラの導入検討者は、画質や機能だけでなく、「設置・設定のしやすさ」と「サポートの手厚さ」といった導入・運用面を重視していることが明らかになりました。
また、建設現場や工場など通信工事が難しい場所での利用ニーズも拡大しており、防犯カメラ市場は「高性能化」だけでなく、「誰でも安心して導入・運用できること」が求められる市場へと変化していることがうかがえます。
今後は高性能であることに加え、「導入しやすさ」「運用しやすさ」「安心して相談できるサポート体制」が、防犯カメラ選びの重要な判断基準になっていくと考えられます。
防犯カメラを選ぶ際は、カタログのスペック比較だけでなく、「自分の現場で設置・運用できるか」「困ったときに頼れるか」を実際に確かめることが、失敗しない選び方につながります。
ソリッドカメラのコメント
今回の調査では、防犯カメラに求められる価値が、製品性能だけでなく、導入・運用のしやすさやサポート体制へと広がっていることを改めて実感しました。当社では今後もデモ機貸出を通じて現場の声を継続的に収集し、製品開発やサポート品質の向上に反映してまいります。





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