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用語解説コラム

上書き録画(循環録画)とは?SDカードがいっぱいになったらどうなるのかを解説

上書き録画(循環録画)とは?

上書き録画(循環録画)とは、SDカードやレコーダーの容量がいっぱいになると、もっとも古い映像から自動的に削除し、新しい映像を保存し続ける機能です。

そのため、上書き録画対応の防犯カメラであれば、SDカード容量がいっぱいになっても録画は停止しません。

「エンドレス録画」と呼ばれることもありますが、基本的な仕組みは同じです。

上書き録画の基本的な仕組み

例えば、SDカードに7日分の映像を保存できる場合を考えてみましょう。

8日目になると、1日目の映像が自動的に削除され、代わりに最新の映像が保存されます。

この動作を繰り返すことで、常に一定期間の映像を録画し続けることができます。

利用者が日常的に録画データを削除する必要はありません。ただし、SDカードには寿命があるため、長期間運用する場合は定期的な状態確認や交換をおすすめします。

循環録画・エンドレス録画との違い

循環録画、エンドレス録画、ループ録画などの名称を見かけることがありますが、いずれも基本的には同じ意味で使われています。

メーカーによって呼び方が異なるだけで、「古い映像を上書きしながら録画を継続する機能」と考えて問題ありません。

防犯カメラで上書き録画が採用される理由

防犯カメラは24時間365日運用されることも多く、録画データは日々増え続けます。

もし容量がいっぱいになるたびに録画が停止してしまうと、肝心な場面を記録できなくなる可能性があります。

上書き録画は、そのようなリスクを防ぎ、長期間安定して運用するために採用されています。

ソリッドカメラ製品の上書き録画

ソリッドカメラが提供するViewla(ビューラ)、Secula(セキュラ)、SolLa(ソラ)シリーズは、容量がいっぱいになると古い録画データから順次上書きする循環録画に対応しています。

例えば、SIM対応クラウドカメラのViewlaシリーズではmicroSDカード録画による簡易保存が可能で、発生した映像を現地で確認できます。

また、より長期間の保存や機器の盗難・故障リスクに備えたい場合は、クラウド録画サービス「ソリッドCLOUD」の利用もおすすめです。

利用環境に応じてSDカード録画・NVR録画・クラウド録画を選択することで、録画データの保管方法を最適化できます。

SDカードの容量がいっぱいになったらどうなる?

防犯カメラを初めて導入する方から最も多い質問の一つが、

「SDカードがいっぱいになったら録画は止まるのですか?」

というものです。

結論から言うと、上書き録画に対応した防犯カメラであれば、通常は録画が止まることはありません。

古い映像から自動的に削除される

保存容量が上限に達すると、最も古い録画データから自動的に削除されます。

その空いた領域へ新しい映像が保存されるため、録画は継続されます。

そのため、利用者が容量不足を心配する必要はほとんどありません。

録画が停止する機種との違い

一部の古い録画機器では容量不足で録画停止する場合がありますが、現在の防犯カメラの多くは上書き録画に対応しており、自動的に録画を継続します。

重要な映像を残したい場合の注意点

上書き録画は便利な機能ですが、一度上書きされた映像は通常復元できません。

トラブルや事件が発生した場合は、できるだけ早く映像を確認し、必要な映像をバックアップしておくことが重要です。

どれくらい録画を保存できる?

録画保存期間はSDカード容量だけでは決まりません。

以下の条件によって大きく変わります。

・カメラの機種
・解像度
・フレームレート
・圧縮方式(H.264/H.265)
・動体検知録画か常時録画か

そのため、一律に「64GBなら○日」とは言えません。

例えばViewlaシリーズでは、64GBの高耐久SDカードを使用した場合、常時録画で約2週間保存できる機種もあります。

実際の保存期間は製品ページや仕様資料で確認することをおすすめします。

詳しくは「Viewla(ビューラ)シリーズでmicroSDカードは、録画データーをどのくらい保存できますか?」をご覧ください。

また、高耐久SDカードの商品ページはこちらです。

画質や解像度によっても保存期間は変わる

高画質で録画するほどデータ量は増加します。

フルHDや高解像度で録画する場合は、同じSDカード容量でも保存できる期間が短くなることがあります。

一方で画質を下げると保存期間は長くなりますが、映像の見やすさや証拠能力に影響する場合があります。レコーダーを利用する場合は、さらに大容量HDDによる長期保存も可能です。

H.264とH.265で保存日数はどう変わる?

録画期間を延ばしたい場合は、映像圧縮技術であるH.265について理解しておくことも重要です。

近年普及しているH.265は、H.264よりも効率よく映像データを圧縮できるため、同じ容量でもより長期間録画できる場合があります。

H.265について詳しくは以下の記事をご覧ください。

上書き録画のメリット

メリット内容
自動録画継続容量不足で停止しない
管理が楽削除作業不要
無人施設向け長期間運用しやすい

録画容量を気にせず運用できる

容量不足による録画停止を防げるため、日常的な管理の手間が少なくなります。

長期間の無人監視に向いている

店舗や駐車場など、常に確認できない場所でも安定運用しやすい点がメリットです。

上書き録画のデメリットと注意点

デメリット内容
古い映像が消える復元できない
長期保存が難しいバックアップが必要
異常発生時に注意早めの映像確認が必要

必要な映像が消えてしまう可能性がある

保存期間を過ぎると自動的に映像が上書きされます。

後から確認しようと思っても、すでに削除されている場合があります。

異常発生時は早めの映像確認が必要

盗難やトラブルが発生した場合は、できるだけ早く録画映像を確認しましょう。

時間が経つほど上書きされる可能性が高くなります。

定期的なバックアップがおすすめ

重要な映像を確実に残したい場合は、パソコンや外付けストレージへのバックアップをおすすめします。

上書き録画はSDカード録画でもクラウド録画でも利用される

上書き録画(循環録画)は録画データを保存する仕組みのひとつです。

この仕組みはSDカード録画だけでなく、クラウド録画サービスでも広く採用されています。

例えばソリッドカメラの「ソリッドCLOUD」でも、契約中の保存期間を超えた映像は古いものから順次上書きされます。

つまり比較すべきなのは「上書き録画かクラウド録画か」ではなく、「どこに録画データを保存するか」です。

・SDカード録画
・レコーダー(NVR)録画
・クラウド録画

それぞれ保存先や管理方法が異なりますが、多くの製品で循環録画の考え方が採用されています。

上書き録画(循環録画)に関するよくある質問

Q:録画データを上書きしない設定はできますか?

機種によって対応状況が異なります。録画停止や手動管理が必要になるため、事前に仕様を確認しましょう。

Q:録画日数を長くする方法はありますか?

より大容量のSDカードを使用するほか、H.265を利用したり、動体検知録画を活用する方法があります。

Q:上書き前に通知できますか?

機種によっては容量不足を通知できるものもあります。詳細は各製品の機能をご確認ください。

まとめ

上書き録画(循環録画)は、保存容量がいっぱいになった際に古い映像から自動的に削除し、新しい映像を保存し続ける仕組みです。

上書き録画は容量不足を防ぐための機能

多くの防犯カメラで採用されており、録画停止のリスクを抑えながら継続的な監視を実現します。

録画日数を把握した運用が重要

便利な機能である一方、時間の経過とともに映像は自動的に上書きされます。

「どれくらい保存できるのか」を事前に把握し、必要な映像は早めにバックアップすることが、防犯カメラを有効活用するポイントです。

防犯設備士 スタッフT

執筆:ソリッドカメラ編集部/監修:T.H.(防犯設備士 第12-23931号)

本記事は、法人向け防犯カメラ・監視カメラの提案、設置、技術検証を行う編集チームが執筆し、防犯設備士の資格を持つ専門スタッフが監修しています。

2010年の取扱開始以来、全国47都道府県・2,800社以上の法人(累計6,000件以上)に防犯カメラ関連機器を届けてきました。累計販売台数30万台、サポート実績10万件以上の現場で得られた「一次情報」をもとに、SIMカメラやIPカメラ、NVR構成などの運用ノウハウを分かりやすく解説します。

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